The case against Conrad | Review | guardian.co.uk Books
Caryl PhillipsがAchebeがConradのレイシズム小説について論ずる。
辺境からの便りーーポストコロニアル文学と理論の探求の試み: ポストコロニアルか反帝か(続)ーー二つのポストコロニアリズム
このプログは、ポストコロニアル理論とポストコロニアル文学について、斬新な観点からその読解を試みようとするものである。次のような基本方針で臨む。 ① 従来のいわゆるポストコロニアリズムは、サイード『オリエンタリズム』に過度にとらわれ、あまりにもナイーブで硬直化した政治的正義論に陥る傾向があった。ここでは、そういったいわゆる「ポスコロ」からの決別を試みる。それは植民地だとかポストコロニアリズムという概念の根本的な再検討をも意味する。 ②ポストコロニアルという発想の文学的側面を重視する。このとき、ポストコロニアル文学の書き手である小説家の描き出すフィクションやエッセイについて、対等に評価し取り上げていく。(例えば、ラシュディのImaginary Homelandsや安部公房の『死に急ぐ鯨たち』) ③従来ポストコロニアルという観点からは取りあげられることのなかった日本人作家、特に安部公房と笙野頼子に注目する。また、J.M.クッツェー、ベン・オクリ、ベン・ジェルーンなどの作家との比較検討を試みる。
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