2009年11月1日日曜日

BBC World Book Clubは必聴Podcastだ

この2009年9月にはApple社から新しいiPodが発売されたので、さっそく購入しました。すると自然にPodcastなるもの、あるいは、iTunesUなどに興味を寄せることになった。いずれもパソコンがあれば視聴できるものなのだが、いままでは無関心でいただけのものだ。だが、それにしても、すばらしい財宝が無料で放映されていることに気がついて驚いた。たとえば、コナン・ドイルのインタビュー映像とかがいつでも好きなときに見ることが出来るわけだ。

さてポストコロニアル文学愛好家となれば、次のPodcastは絶対に聞き逃してはならない。
BBCのWorld Book Clubである。(私のiTUnesではうまくiPodに取り込めないが、今回は技術的な話は書かない。私が詳しくないからなのだが)。

近くの散策のお供にと何気なく持ち運び聴いてみたら、なんとギュンター・グラスが生登場しているじゃないですか。もちろん英語です。そして、「『ブリキの太鼓』の太鼓はどういう意味なのか?」とか、世界の一般読者(?)が電話や手紙で質問攻めにするという趣旨の放送なのでした。面白いのが読者がパキスタン人だとかエジプト人(?)だとかで旧英植民地などの世界中の人だったことだが、その件はさておき、調べてみるとこのWorld Book Clubの他の出演する作家さんたちが実にポストコロニアル文学的な作家名が並んでいること。(実はまだ聴いていません)
Chimamanda Ngozi Adichie--池澤夏樹が週刊誌で翻訳本を絶賛していたナイジェリア人若手女流家。久保田のぞみ先生の翻訳である。
他にも Nawal El Sadaawi, Moshin Hamid, Toni Morrison, Derek Walcott, Alice Walkerと並ぶのだ。

まずはBBC World Book Clubの紹介まで。(iTuensでの同期はちょっと難しいみたいですが、mp3音源をダウンロードすることは簡単です。時間は1時間近くあります)。

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